マンスリーカルチャー
令和5年8月

今年の7月は暑い日が続きましたが、全国の平均気温は気象庁が統計をとり始めた1898年から過去最高だったそうです。
暑さで食欲も減退気味になり、バテテしまいます。この「バテル」は、「疲れ果てる」の果てるという言葉から来ている、という説の他に、競走馬が疲れて足がもつれることをバタバタになる、という言葉がありこれが変化したもの、という説もあります。そもそもこの表現は昭和30年頃から使われ始めた最近の言葉のようです。なお、バテルに相当する英語は、ズバリこれというものはないみたいです。
そこで、夏バテ対策が必要ですが、それにふさわしい食材というとまずは夏に旬を迎える夏野菜です。トマト、きゅうり、ゴーヤ、トウモロコシなどがあります。小さなお子さんは野菜が苦手ということがありますが、枝豆、ブロッコリーであれば比較的好まれると思います。野菜以外では、ビタミンB1とタンパク質が豊富に含まれている豚肉もお薦めです。具体的には、脂肪の多いバラ肉よりも赤身の多いモモ、ヒレが夏バテ対策には良いようです。
なお、食事以外で普段の生活の中でも気を付けておくことも大事です。
1. 睡眠時間をしっかりとる。
2. 適度の運動で自律神経のバランスを整え、睡眠の質を高める。
3. 入浴時に湯船につかり、エアコンで冷えた体の深部体温を適度に高めることでその後の睡眠が良質になる。
4. こまめに水分・塩分をとる。ただし、アルコールは水分補給になりませんので、お間違えのないようにしましょう。
(失敗した者が語りますので、説得力があります)
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますので、もう暫くの辛抱です。
しっかり対策して、記録的な暑い夏を乗り越えましょう。
