マンスリーカルチャー
令和3年10月

秋も深まり、美味しいものが目白押しの季節ですが、秋の名物サンマは召し上がりましたか?新聞の情報では、今年のサンマの水揚げ量は、過去最低の昨年より増えて5万トン弱くらいだそうですが、2008年頃の35万トン超に比べれば、悲しいほどの減少です。しかし、昨年より7割ほど卸値が下がったそうですので、これは庶民の味方「サンマ」の面目躍如というところでしょう。
ところで、このサンマの不漁が大根の価格に影響して昨年より値下がりしている、という報道がありました。サンマに大根おろしはつきものですが、都内の青果市場の大根の販売量がこのところのサンマの漁獲量減に影響されて減少しており、過去に遡って見るとサンマの漁獲量と大根の販売量はほぼ相関しているそうです。それほどの仲良しの関係とは知らなかったのですが、大根の農家にとっては、漁業の情報収集が大事、ということのようです。
味覚の秋でフルーツを忘れてはいけません。今年は梨(あきづき)、柿(刀根)などが昨年より卸値が下がっていますので、お求めやすいようです。
新型コロナウイルスの新規感染者数が減ってきましたが、まだまだ油断はできません。こういう時だからこそ、散歩などで体を動かしてストレスを追い払い、美味しいものを食べて免疫力アップを図り、規則正しい日常生活を過ごして、健康と仲良しになりたいものです。

