マンスリーカルチャー

令和元年8月
2020年の東京オリンピック開会まで1年を切り、徐々に雰囲気が高まってきました。開会式、閉会式の他たくさんの陸上競技を行う新国立競技場は外観がほとんど出来ており、12月に開催されるオープニングイベント「HELLO,OUR STADIUM」のチケットが今月下旬に抽選販売される予定です。
さて、話は遡りますが、古代ギリシャオリンピックでは、チーズケーキがアスリートに配られ、これが彼らのエネルギー源であったそうです。このチーズケーキは、当時「トリヨン」と呼ばれており、ラード、ミルク、卵、チーズなどをイチジクの葉に包んで茹でたもので、イチジクの葉を取り、ハチミツをかけて食べるのだそうです。現代のチーズケーキとは趣が異なり、プリンに似ていたようですが、これがチーズケーキの原型と言われています。このケーキがのちにギリシャからローマ帝国に伝わり、イタリアからイギリスを経てアメリカに渡ったそうです。
ところで、毎月5日がチーズケーキの日です。日本では昔チーズを「醍醐」と呼んでいたことに因んで、20年近く前に札幌のケーキ屋さんが制定した、と言われています。チーズケーキと言っても、ベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキ、スフレチーズケーキなど種類がありますが、スフレチーズケーキは日本発祥のチーズケーキで、海外では「Japanese Cheesecake」と呼ばれるようです。
古代オリンピックの選手がチーズケーキをエネルギー源にしたことに因んで、毎月5日にその時の気分に合ったチーズケーキを食してしっかりと栄養を摂って、来る東京オリンピックを元気に迎えるという趣向はいかがでしょうか。
