マンスリーカルチャー
平成30年2月

今年の冬のオリンピックは、日本では後半から大いに盛り上がり、感動のシーンを多くの人が目にしました。特にメダル授与の時の選手の清々しい笑顔は、とても素敵でした。
一番輝かしい金メダルは、オリンピック憲章で、『純度92.5%以上の銀製のメダルの上に6グラム以上の金メッキ』と定められていましたが、現在はそういう規定はなくなり、メダルの形式承認を事前にIOCから得るだけになったそうです。ただ、夏季オリンピックでは、メダルの裏面については規格が統一され、勝利の女神二ーケーが浮き彫りにされています。因みにこの二ーケーは『NIKE』と書きますが、アメリカのスポーツ用品メーカーであるナイキの社名はこれに由来します。そして、あの独特のナイキのトレードマークは、この女神の翼をイメージ化したものだそうです。
ところで、メダリストには、帰国後ご褒美が待っていて、例えばJOCから、金は500万円、銀は200万円、銅は100万円の報奨金が用意されている他、各競技団体からもご褒美が出ます。いささか羨ましい思いですが、メダリストの方々は、到底この額では収まらないくらいのたくさんの努力をされたことを忘れてはいけませんね。
冬のオリンピックが終わり、いよいよ2020年の東京オリンピックを待つばかりです。使わない携帯電話などを都庁に持参して、メダル作りに貢献してみませんか。(詳しくは「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」でお調べ下さい。)わずかの額ですが、メダリストへのご褒美の一部を我々が担うことになりますので、メダリストとの距離が近づくような気がするはずです。いかがでしょうか。