マンスリーカルチャー
令和2年12月

本格的な冬到来で、寒さが身に染みる季節になりました。この時期にふさわしい果実といえば「ミカン」ではないでしょうか。
室町時代の文献に「密柑」という果実を「みつかん」あるいは「みかん」と呼ぶことがあり、この頃から「みかん」と呼ばれていくことが定着したようです。ちなみにミカンを英語でいうと「ORANGE」という言葉が浮かびますが、意外や意外欧米の市場では「SATSUMA」と書いてミカンを売っています。英和の辞書にも載っていますので、一度チェックしてみてください。これは、明治時代の初期に鹿児島の薩摩地方からアメリカ合衆国にミカンが渡ったことが起源とされています。
ミカンにはビタミンCがたくさん含まれていますので、皮膚の健康維持に役立ちますし、風邪などの病気の抵抗力を高める作用もあるようですので、今まさにうってつけの果実のようです。

ここしばらくは外出が憚れるようですので、ミカンでも食べながら、世間が落ち着いた後の外出のプランをあれこれ巡らせてはいかがでしょうか。新しい年が皆様にとって素晴らしい年になることを願っております。今年一年ありがとうございました。
