マンスリーカルチャー
平成30年11月

朝晩寒くなってきましたが、この時期になると家庭では鍋料理が恋しくなってきます。その食材で欠かせ
ないモノにキノコがあります。その中で一番なじみがあるのは椎茸ではないでしょうか。
椎茸は栽培されたものが一般的ですが、世界を見ると日本の椎茸、中国・東南アジアのフクロタケ、欧米のマッシュルームが三大栽培キノコと呼ばれています。
日本では、椎茸の他にマツタケ、ホンシメジ、ナメコ、エノキタケなどが好まれていますが、欧米では椎茸、マツタケなどは好まれません。一方、欧米では、ハラタケ、アンズタケなどが好まれていますが、これらは日本で食用には不向きとされており、キノコは国、地域で好みが異なるようです。
一方、キノコは医薬の分野でも注目されており、シイタケからレンチナン、カワラタケからクレスチンなどが制癌薬として開発されており、マンネンタケ(霊芝(れいし))などからも制癌効果が期待されているようです。また、シイタケは降血圧の効果のほか、スタミナがつき、顔のシミ解消などの美容効果が得られ、冷え症、不眠症、便秘、痔の改善に効果が期待できるそうです。
ということで、今週末の夕食はシイタケなどのキノコ類をたくさん使って鍋料理はいかがでしょうか。体も温まって、健康増進も図れて申し分ありませんね。