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マンスリーカルチャー
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令和7年7月

 例年より早く梅雨が明け、一気に暑い夏本番を迎えました。この時期7月一か月間京都では、恒例の祇園祭で大いに賑わい、街中がヒートアップします。前祭の7月17日から後祭の7月24日までの期間に最大の見どころとなるたくさんの山鉾が祇園囃子を奏でながら四条通から河原町通を巡行します。この祇園祭は八坂神社の祭礼で、始まりは平安時代の貞観11年(869年)とされ、当時蔓延していた疫病を鎮めるためのものでした。途中応仁の乱などでの中断はありましたが、今日まで受け継がれ1000回を超える開催回数です。ここで奏でられる祇園囃子は、疫病のもととされる悪霊をおびき寄せ、蔵に封じ込める役割があり、一曲は1分から1分半で、20から30曲の組み合わせで演奏しています。

 また、祇園祭の名物のひとつに「粽(ちまき)」がありますが、ここでの粽は食べ物ではなく、笹の葉で作られた疫病・災難除けのお守りです。祇園祭の期間中に八坂神社などで買い求め、一年間玄関先に飾ります。

 ところで、この祇園祭は別名「鱧(はも)祭り」ともいわれます。祇園祭のこの時期に瀬戸内海で獲れた鱧は京都の人々に昔から人気があります。これは鱧の持つ強い生命力により、活きたまま海から離れた京都まで運べたため、新鮮な魚を食することができる貴重な食材になるからです。それだけに京都での鱧の購入量はこの時期全国トップになり、ピーク時は一日で10トン近い取引があるそうです。

 鱧の淡白な味わいを引き立てる大吟醸酒を頂きながら、鱧の湯引き(はもおとし)を食するという贅沢に、遠くから聞こえる祇園ばやしが加わったら、最高の京都の夏ですね。一度は経験してみたいな~、無理か・・。


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