令和元年5月

「南の方では梅雨入りしました」と天気予報のコーナーで伝えていましたが、東京もいよいよ梅雨入り間近の感じです。
この梅雨は、わが国周辺の東アジア特有の気象で、英訳では「East Asian rainy season」とされるようです。
東京にいると梅雨の「しとしと降る雨」の表現は理解できますが、この表現は西日本ではあまり正しくないそうで、梅雨の雨の降り方にも日本各地で地域差があります。そして、日降水量100mm以上の大雨の日やその雨量は、日本国内の西や南に行くほど多くなります。因みに梅雨の期間の降水量は、沖縄地方2,347mm、奄美地方5,113mm、九州南部5,404mm、関東・甲信2,882mm、北陸2,764mm、東北南部2,438mm、東北北部1,416mm(気象庁調べ)です。したがって、梅雨の時期における雨への備えが、地方によって差が必要であることが分かります。そこで、梅雨入りの情報を気象庁が発表することが1986年から行われており、防災意識を高める効果が期待されます。
この時期の花としては「あじさい」が有名です。都内での鑑賞は
・練馬区「豊島園」のあじさい祭り:5月25日から6月24日まで
・文京区「白山神社」の文京あじさいまつり:6月8日から6月16日まで
・日野市「高幡不動尊金剛寺」のあじさいまつり:6月1日から7月上旬
・調布市「実篤公園」:6月1日から7月15日(見頃の目安です)
なお、「豊島園」では「あじさいJAZZフェスティバル」が6月の毎日曜日に開催されます。
あじさいの花言葉は「辛抱強い愛情」「一家団欒」「家族の結びつき」だそうです。お休みの日にカップル、ご夫婦、ご家族であじさい鑑賞はいかがでしょうか。一層円満な日々が過ごせそうです。