マンスリーカルチャー
令和4年3月


いよいよ春到来です。この時期になると、青空のもと真新しい黄色い帽子を被って、大きなランドセルを背負った新一年生の元気な姿を目にして、思わず顔がほころんでしまいます。この帽子は交通安全のために役立っていますが、地域によってはこの費用を地元企業が負担して、小学校に寄付していることは意外と知られていません。
また、街の和菓子屋さんでは、桜餅がショーケースの主役になって、お客様のお越しを待っています。こういう時は公園のベンチで桜餅でも食べながら、ぼんやり過ごすひと時は幸せを感ずること間違いなしです。
ところで、青い空の青、黄色いランドセルの黄といえば、欧州で大いに困っている国の国旗の色です。国外避難する人、国内に留まって戦う人などいろいろですが、人々の苦労はいかばかりか、と案ずるばかりです。
桜餅を食べて春を満喫できる自分がいかに恵まれて幸せなのか、と思わざるを得ません。環境の際立った違いから、平和の尊さをあらためて知らされる気がします。
